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戦争と平和

第1章 初めましてっ

「紅葉ちゃんはなんでこっちに入ったの?」

いきなり楓さんが言ってきた。

答えは…

「こっちのほうがやっていける気がして…なぜ、そんなことを?」

「ちょっと気になっただけよ。それと…」

なんかこの空気やだな…
楓さんがクールすぎるせい?

「私はあなたとやっていける気がする。優秀な兵士しなりそうだし…女性兵士って少ないからね」

楓さんは振り向いて笑顔で言った。
なにか隠しているように見えた。

「楓さん、アジトの案内ってお願いできますか?」
「えぇ、いいわよ。ついてきなさい」

楓さんは前を向き、
スタスタと歩いて行った。

私はそれに必死についていく。


「ここは、食堂。いつでも開いているわ。他のフロアにもあって、全部で4つ」

丁寧に説明もしてくれる。

そんなに気にいられてるのかな…




数分後。


「ありがとうございました。楓さん」
「あ、当たり前のことをしただけよ…」

楓さんは赤くなってうつむく。
ツンデレだったりして…((

「もう昼ね。そうだ、一緒にご飯食べる?」
「は、はい!ちょうどお腹が空いていたところですし…」

「それじゃあ、行きましょうか」

歩き続けて疲れてる私に対して、
楓さんは疲れてない。

運動不足かなぁ…


~食堂~

「3つサンドイッチください」

「あ、私は味噌ラーメンがほしいです」

こういうの苦手なんだよなぁ。
人に自分の食べたいもの言うの。

太ってるように見られたら恥ずかしい。


「ここ空いてるから、座りましょ」
「あ、はい」

一つの机に座って、ご飯を食べようと
すると、誰かが座ってきた。

「あら、シド。あとディズも…」

「いつも一人のお前が二人…?」
「ちょ、失礼だよシド!」

優秀な兵士達の登場。

「えっと…紅葉ちゃんだよね?」

ディズさんが話しかけてきた。

「そうですけど…」
「ボスからの伝言預かってきたよ。
部屋が足りなかったから、楓と同じ部屋に住んでね…と」

な、なんだって!?

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