王子様のプロポーズ〜クロード編〜
第5章 パーティー
食事を終え部屋に戻りお風呂の準備をし入る。
🛁チャプ・・
ユリ:「はあ〜・・幸せ〜・・」
この日、ユリ日本から持って来た入浴剤で疲れを取り長風呂をする。
一時間後にようやく湯槽から出たユリの身体は紅く火照っており艶やかだった。
遠くから足音がしユリは聞き覚えのある音に急いでバスローブを羽織った。
そしてその足音が自分の部屋の前で止まりノックオンを鳴らす。
ユリ:「どうぞ」
ドアが開くとクロードが手に数冊程の本を抱えて入って来たがユリのバスローブ姿にギョッとする。
クロード:「ユリ様!その様なお姿ならば先に仰って下さい!//」
ユリ:「すみません・・でもクロードさんだって分かったからつい・・」
クロード:「・・・・//」
ピクリと眉が動き咳払いをする。
クロード:「こちら貴方が読みたいと仰っていた本をお持ちしましたからここに置いておきます。」
ユリ:「ありがとうございます。」
クロード:「それでは私は失礼します」
クロードが踵を返し出て行こうとする。
ユリ:「あ、クロードさん。明日の夕方のパーティーなんですが・・ウィル様に出席するよう言われたのですが・・」
クロード:「明日のパーティーは6カ国の容認も出席される重要なパーティーですが・・」
ユリ:「私行かない方が良いですか?」
クロード:「ウィル様のご命令ならば仕方ありません。」
そう言葉を残しクロードは部屋を出て行った。
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翌日、ユリはクロードから借りた本を読み読書していた。
🚪コンコン・・
ユリ:「どうぞ」
クロード:「失礼致します。ユリ様そろそろパーティーの身支度を」
ユリは本にしおりを挟み閉じるとクロードの後ろから数名のメイドがぞろぞろと部屋に流れ込みユリを囲む。
ユリ:「え・・?💧」
メイド:「それではユリ様さっそくお召替えをさせて頂きます」
ユリ:「ちょっ・・クロードさん!これは!?💧💦」
あたふたするユリを他所にクロードはとっくに部屋を出ていた。
数分後、ユリは煌びやかなドレスに身を包みいつもの倍の美しさに仕上げられた。
ユリ:「(つ、疲れた・・💧)」
メイド:「とっても素敵ですわ!ユリ様!✨」