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王子様のプロポーズ〜クロード編〜

第5章 パーティー

エドワード:「これは・・美しい蝶に惹かれて来てみたらやはり貴方だったのですね。また貴方にお会い出来て光栄です」


優しい笑みを浮かべ現れたのはシャルル王国のエドワード王子だった。


ユリ:「こちらこそお会い出来て光栄です」


先程習ったフィリップ流礼儀作法でエドワードに挨拶をすると大丈夫だったのか少し不安に思いチラッとクロードを見る。


クロード:「・・・・」


クロードは何も言わずエドワードにお辞儀し去って行ってしまった。


ユリ:「・・・・」


少し寂しく思っているとエドワードが優しい笑みで近づいて来る。


エドワード:「クス・・彼が行ってしまって寂しいですか?」


ユリ:「!//」


ユリは心が読まれて恥ずかしくなる。


ユリ:「いえ・・先程みっちりクロードさんに礼儀作法を習って実践したのに何も言ってくれなかったから・・//」


エドワード:「礼儀作法?」


エドワードが目を丸くして聞く。


ユリ:「はい。」


エドワード:「ああ、心配いらないよ。先程の挨拶はとても可憐で可愛らしかったから」


ユリ:「ありがとうございます//」


ロベルト:「あっ!ユリちゃん見っけ!それにエドちんまで一緒に何話してんの〜?」


人懐っこい笑顔でやって来たのはアルタリア王国のロベルト王子。


エドワード:「ロベルト王子」


ユリ:「お久しぶりです。ロベルト様」


ロベルト:「久しぶり〜ユリちゃん。いつも可愛いと思ってたけど今日はとっても綺麗だね〜」


ユリ:「あ、ありがとうございます」


ロベルト:「なんだかギュッて抱きしめたくなっちゃう!」


そう言い抱きつこうとした瞬間にロベルトの首根っこを引っ張る人物が


グレン:「どさくさに紛れてなに抱きつこうとしてんですかおっさん!💢」


ロベルト:「グレたん!おっさんは酷いっ!」


グレン:「あんたも隙多過ぎ」


ユリ:「すみません・・」


ジョシュア:「騒がしいぞお前達。今日は各国の主要が集まる形式な場だ。」


ユリ:「申し訳ありません。」


ロベルト:「ユリちゃんが謝る事はないでしょ」


キース:「なんだお前も来てんのか」


ユリ:「はい。ウィル様に出席するよう言われまして・・」


ロベルト:「へえ〜ウィルりんがね〜・・」







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