
白衣と天使
第7章 〜幸せな日々のヒトカケラ。
雛「ほな、なんやねん。」
食卓に並べられた章大が頑張って作ってくれた料理さえ、
しょげて見えるほど、章大も俯いて深刻そうな顔をしている。
そんな章大をじっと睨むように見つめていると、意を決したように、こくっとひとつ頷いた章大が、遠慮がちに恐る恐る口を開く。
安「あの……俺じゃアカンのかな…。やっぱ、男やし…?」
そう小さく言った章大が、ゆっくりとテーブルの下からあるものを取り出して、俺に見せる。
雛「ちょ、…!お前っ!!」
安「ごめん!!お掃除してたら見つけてもうて…信ちゃんだって男やし、俺も気持ち分かるし、大丈夫!大丈夫やねんけど…」
小さな章大の手が持っていたのは、
健全な男のお友達。アダルトビデオだった。
こんな状況にも関わらず、俺は
淫らな女性の載ったパッケージを、
恥ずかしそうに俺に見せている章大が、
可愛く見えてしょうがない。
そんな気持ちを押し殺しながら、話を続ける。
雛「…まぁ、ええわ。ほんなら、なんで章大、機嫌悪いねん。」
安「機嫌悪ないって。やから…その…好きな人やったら、触れたいって思わへんのかなって……信ちゃんは…俺とエッチしたくないの…?」
雛「あ?」
思ってもみなかった言葉が章大の口から飛び出してきて、俺も、ふいに間抜けな声が漏れる。
至極、恥ずかしそうな章大と、驚いて何も言えない俺。
しばらく、変な沈黙が続いた。
食卓に並べられた章大が頑張って作ってくれた料理さえ、
しょげて見えるほど、章大も俯いて深刻そうな顔をしている。
そんな章大をじっと睨むように見つめていると、意を決したように、こくっとひとつ頷いた章大が、遠慮がちに恐る恐る口を開く。
安「あの……俺じゃアカンのかな…。やっぱ、男やし…?」
そう小さく言った章大が、ゆっくりとテーブルの下からあるものを取り出して、俺に見せる。
雛「ちょ、…!お前っ!!」
安「ごめん!!お掃除してたら見つけてもうて…信ちゃんだって男やし、俺も気持ち分かるし、大丈夫!大丈夫やねんけど…」
小さな章大の手が持っていたのは、
健全な男のお友達。アダルトビデオだった。
こんな状況にも関わらず、俺は
淫らな女性の載ったパッケージを、
恥ずかしそうに俺に見せている章大が、
可愛く見えてしょうがない。
そんな気持ちを押し殺しながら、話を続ける。
雛「…まぁ、ええわ。ほんなら、なんで章大、機嫌悪いねん。」
安「機嫌悪ないって。やから…その…好きな人やったら、触れたいって思わへんのかなって……信ちゃんは…俺とエッチしたくないの…?」
雛「あ?」
思ってもみなかった言葉が章大の口から飛び出してきて、俺も、ふいに間抜けな声が漏れる。
至極、恥ずかしそうな章大と、驚いて何も言えない俺。
しばらく、変な沈黙が続いた。
