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猫とケモノと時々へんたいさん。

第1章 0* どうしてこうなった



みしっ、みしみしっ!



限界を超え過ぎていた蔵は。
魔法の効果すら跳ね返し。
素晴らしいほどの破裂音と共に蔵は木っ端微塵に砕け散り。



・・・そこに残ったのは、木の残骸と、何故か傷一つないプレゼント(約半年分)の数々。
そして茫然自失の少女とそのパートナーである麗しきエーフィ。

アホー、アホー。

そんなカラスの鳴き声がさらに虚しい気持ちを高めていた。




「・・・






もー・・・・・・いやああ!!」
「こーなったら、直接話付けに行くふぃ!」

決意を固めた二人?は、毎日毎日飽きもせずプレゼントを送りつけて来るへんたいさんに異議申し立てに行くため、旅に出たのであった。



・・・・・・そう、この国の王子に異議申し立て・・・ならぬ。
喧嘩をふっかけに。





とはいえ、あんなへんたいに直接会ったら最後、みーなは無理やりにでも結婚式を挙げさせられる。



・・・・・・説明を忘れて本当に申し訳ない。

どうしてみーなの元にプレゼントが毎日大量に届くコトになったのかーーー
それは、蔵にプレゼントを溜め込むと同じ時期・・・つまり半年前に遡る。



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