
猫とケモノと時々へんたいさん。
第1章 0* どうしてこうなった
「早く、金と有りっ丈の宝石類をこの袋にーーー」
「ろーずっ、アイアンテールっ!」
凛とした声が響き、みーなに指示された通り、ろーずのアイアンテールは男の持って入るナイフに直撃し、ひゅんひゅんと弧を描き離れた地面にからん、と落ちた。
「やり方汚ないのよっ!それでも男なの?女々しいったらありゃしないわ!」
「き、貴様ッ!・・・っな!?」
いつの間にやら女の子はろーずの側にいた。今の間をついて、ろーずがサイコキネシスで救出したのだ。
「あんまり調子乗るんじゃねぇぞ!女の分際で!!」
今度はみーなを人質に取ろうと考えたのか、男はみーなの背後に周り首に腕を回した。しかし、みーなはにやりと笑い。
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