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私 と 僕俺

第8章 17年待った初彼①


『やった、約束!』


小指を出してきた小澤くんに
私は終始わたわたして、
りんご状態の顔を隠しながら
もう片方の手の小指を立てた。

『ゆーびきーりげーんまーん』

「や、約束、守りますね」

『嘘ついたらどうします?』

「ほぁ、えっと…」

針千本飲まされるんだっけ?
怖いよ!?


『嘘ついたら』



ちゅ…



「…………………」

『キスの刑』



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