
私 と 僕俺
第11章 17年待った初彼④
『ねぇ先輩…舌出して』
「しっ…!?」
ディープキス…。
やば、初めてだ…。
「わ、わわ私初めてですっ…!」
初めてという告白とともに、
小澤くんがふわっと微笑んだ。
『いいの。出してるだけで』
それでいいなら…と舌を出した。
『その顔ね、すっごい可愛いよ』
小澤くんは少し顔を赤くして
ニコッと笑った。
恥ずかしくなって、
舌を引っ込めようと思ったら、
「はあぁ」
ちゅうぅ…
小澤くんが私の舌を吸う。
くすぐったい、やばい、やばい…!
『…ん。気持ちいい?』
私は初めての体験だしくすぐったいし
ちょっと涙目だった。
「…くすぐったいよ」
