テキストサイズ

同窓生

第2章 経験

『いわないでっ!』

「可愛いよ。フゥーっ!」

『あっ!はぁぁん!』

やだ!恥ずかしい!

「美桜、感じてるんだね?」

そう言われてまた

『あぁ……ん!敦くぅん……』

声が押さえきれない。

ヒョイッ!と、抱き抱えられて、
ドサッ!

えっ?

気がつくと、私の上に敦くんが!

押し倒されたみたいで、私はベッドに倒れた

「やべー……超緊張する!」

そう言って敦くんが切なそうな目をした。

たちまち鼓動が高鳴り、状況が理解できた。

『あっ!敦くん!ごめんね!変な声……』

そう言ったけど敦くんは

「可愛かったよ。また聞きたい。美桜の可愛い声。」

そう言われて恥ずかしくなって、

『恥ずかしいから……やだよ。』

そう伝えた。すると敦くんが

「美桜、顔、真っ赤!」

そう言うからなおさら恥ずかしくなった。

『や!言わないで!』

そんな願いもむなしく

「耳まで真っ赤だよ。」

さらなる追い討ちをかける。

『もう!意地悪ッ!』

少し涙目になりながら言う。

「嫌い?」

そんな質問をする。

『意地悪ー。』

嫌いなわけない。

「美桜、いじめると可愛いからさ。ついな。ごめんな。」

口では謝ってるけど、目が全然反省してない。
だけど、やっぱり、好きなんだ。

『もー……敦くん……好き』

ちゃんと聞いてほしくて、ちゃんと目を見て伝えた。

「美桜…ありがとう。…俺も好きだよ」

瞳が重なり合う。
そして、唇が重なった。

チュッ

チュッ

チュッ

……

何度も重ねた。

敦くんの唇がいろんなところに移動する。

頬。

鼻。

瞼。

おでこ。

また、唇。

顎。

そして、首筋に移動したとき、舌も一緒になって攻めてきた。

耳と同じように首筋でもエッチな声が漏れる。

『はぁぁッ!ンッ!』

そして口の中に舌が入ってきた!

チロチロ

レロレロ

初めはぎこちなく舌を伸ばすのが精一杯だったが、だんだんと気持ちよくなって、舌を絡めると、吐息と音が漏れ始めた。

「はぁはぁ……」
チュクッ!チュクッ!

『ンッ!あぁ……』
チュクッ!

部屋中に音が響く。

そして、二人とも汗だくになっていた。

敦くんがおもむろに

「暑い!」

と言って、Tシャツを脱いで、上半身裸になった。

『あっ!敦くん!』






ストーリーメニュー

TOPTOPへ