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同窓生

第18章 翔と知抄の初めて

障子の向こう側から、小さな喘ぎ声が聞こえた。

「敦たちもその気みたいだな。」

布団に入り、二人で横になる。

「あ。でも、コンドーム……」

「俺、持ってきたよ。いつでも知抄とできるように用意しておいた。」

布団のなかで話す。

久しぶりに体の距離が縮まる。

翔は知抄が覚悟を決めるのをずっと待っていた。

「知抄……」

頭を撫でる、翔。

優しく見つめあって、

蕩けるようなキスをした。

「ふぅ……ん。……はぁはぁ……。」

激しくなるキスで声が漏れる。

「具合、本当に大丈夫?」

耳元で囁く。

「うん。」

「本当に……いいの?」

最後の確認。

「うん。」

翔が早々、服を脱いだ。

「翔くん……」

「知抄の浴衣は……とりあえずそのままにしといていい?」

「うん。」

翔が知抄の上に体を重ねる。

布団のなか、少し漏れてくる光……

そのままの体勢で、もう一度キスをした。

舌を絡め、激しい音を立てて。

浴衣の襟の間から、右手を忍ばせた、翔。

そっと、知抄の左胸を揉む。

「胸、ちゃんとあるよ。」

「あっ!」

翔が乳首を刺激する。

「あん!あぁん!」







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