同窓生
第1章 初恋
「オレ、自信ないや。」
『朝、弱いの?』
「うん。美桜……起こして?」
敦くんはいわゆる、イケメンくん。
イケメンの敦くんが私を見つめてお願い!って!!!
『うっ……うん!』
そう答えるしかないじゃん。
ドキドキしっぱなし。
もう……どうしよ……
敦くんの家が近づく。あと20メートルくらいだ。
ここでバイバイかー。
もう少し、話したいな。
いつも敦くんから私が言いたいことを言ってくれるから、たまには私から、言いたいこと、伝えようかな!
『敦くん!』
「ん?」
『敦くん家、そこだよね?』
「うん。」
『今日って、親、いるの?』
あーーー!そーじゃなくて!
これじゃお邪魔したいって言ってるようなもんじゃん。
「うちは共働きって美桜知ってるでしょ?どうしたの?」
『な!何でもないもん。』
うつむいて……
そう答えるので精一杯だった。
ずっと下を向いたままの私。
てくてく敦くんについていく。
「美桜、ちょっと待って。」
『えっ?』
「送ってくよ」
カッコいい笑顔で言う。
『ありがとう』
バタン!
ドアを一度開けて、ランドセルを投げ入れて、敦くんが出てきた。
「行こう?」
『うん。』
敦くんが手を差し伸べてくれた。
ドキドキが頂点に!
ソッと……
ギュゥッと……
握った。
半歩前を歩く敦くんの顔が耳まで真っ赤だった!
それを見たら私まで恥ずかしくなっちゃった!
でも、手は放せなかった。
敦くんの手、私より大きい。
会話するタイミングがつかめなくて、黙って歩いた。
もうすぐ私の家に着く。
もう少し一緒にいたいよ。
『敦くん……』
少し声が小さかったのに、
「ん?」
敦くんが反応してくれた。
『家に着いたら、そこの公園、行かない?』
「いいよ。」
敦くんが頷きながら答えた。
「美桜ん家、ここだよな?」
『うん。』
「じゃ、ここで待ってるよ。」
『うん!』
そして公園に向かった。
公園には誰もいなかった。
小さな公園だし、真夏だしね。
私たちは木陰のベンチに座った。
「日陰気持ちいいな!」
『うん!』
「明日から朝練あるじゃん?」
『うん。』
「朝練の後とか朝練ない日とか、プール行く?」
『最低10回は行かなきゃでしょ?』
「そう。プール、一緒に行かない?」
『良いよ。』
『朝、弱いの?』
「うん。美桜……起こして?」
敦くんはいわゆる、イケメンくん。
イケメンの敦くんが私を見つめてお願い!って!!!
『うっ……うん!』
そう答えるしかないじゃん。
ドキドキしっぱなし。
もう……どうしよ……
敦くんの家が近づく。あと20メートルくらいだ。
ここでバイバイかー。
もう少し、話したいな。
いつも敦くんから私が言いたいことを言ってくれるから、たまには私から、言いたいこと、伝えようかな!
『敦くん!』
「ん?」
『敦くん家、そこだよね?』
「うん。」
『今日って、親、いるの?』
あーーー!そーじゃなくて!
これじゃお邪魔したいって言ってるようなもんじゃん。
「うちは共働きって美桜知ってるでしょ?どうしたの?」
『な!何でもないもん。』
うつむいて……
そう答えるので精一杯だった。
ずっと下を向いたままの私。
てくてく敦くんについていく。
「美桜、ちょっと待って。」
『えっ?』
「送ってくよ」
カッコいい笑顔で言う。
『ありがとう』
バタン!
ドアを一度開けて、ランドセルを投げ入れて、敦くんが出てきた。
「行こう?」
『うん。』
敦くんが手を差し伸べてくれた。
ドキドキが頂点に!
ソッと……
ギュゥッと……
握った。
半歩前を歩く敦くんの顔が耳まで真っ赤だった!
それを見たら私まで恥ずかしくなっちゃった!
でも、手は放せなかった。
敦くんの手、私より大きい。
会話するタイミングがつかめなくて、黙って歩いた。
もうすぐ私の家に着く。
もう少し一緒にいたいよ。
『敦くん……』
少し声が小さかったのに、
「ん?」
敦くんが反応してくれた。
『家に着いたら、そこの公園、行かない?』
「いいよ。」
敦くんが頷きながら答えた。
「美桜ん家、ここだよな?」
『うん。』
「じゃ、ここで待ってるよ。」
『うん!』
そして公園に向かった。
公園には誰もいなかった。
小さな公園だし、真夏だしね。
私たちは木陰のベンチに座った。
「日陰気持ちいいな!」
『うん!』
「明日から朝練あるじゃん?」
『うん。』
「朝練の後とか朝練ない日とか、プール行く?」
『最低10回は行かなきゃでしょ?』
「そう。プール、一緒に行かない?」
『良いよ。』