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陽だまりの家

第2章 自分の確かな居場所

翌日の朝

私は6時半に起きて、いつもより一本早いバスに乗ろうと思っていたのに

7時過ぎに目が開いた

目覚ましもセットしておいた筈なのに聞こえなかったらしい

あまり気持ちが進まないが、重たい体を引きずりつつ

学校の支度を始める

少しの間ご無沙汰していた自分の制服にぎこちなく袖を通して



8時5分

家から出る

いつもは雪で平気で10分位は遅れるバスは少し早く来た

8時13分

バスに乗る

特に今までと変わらない乗客



聴きなれたお気に入りの音楽をかけてイヤホンをする


太陽の光を片側の窓から浴び




遅刻ギリギリ学校へ向かう

少しの期待と不安を抱えて




自分の世界の現実と向き合う


(やっぱり遅刻かも…………)








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