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陽だまりの家

第2章 自分の確かな居場所

その後、私は結局学校に遅刻した

教室に着いたら担任にこってり絞られた


朝のHRの時、担任は何か良いことを言っていたが忘れた


全校集会では

相変わらず校長の話は長く、

約30分に渡るながーーい挨拶を終えた後

全校生徒の軽いブーイングを受けながら、壇上を降りていった

少しだけ不憫に思えた





全校集会を終え、教室に戻ると数学の小テストを受け


進路の具体的な内容を書かされた



とりあえずは書けた

久しぶりの学校は居心地が良い様な悪い様な


やはり、同じクラスにいるごく一部の女子生徒が気になって

あまり良い気分でもなかった




こちらをチラチラ見るなり、こそこそ何かを言っている

そんな事をして何になるのか、

楽しいのか、


心底下らない


そんな事を気にしてしまう自分も嫌だ




放課後、遅刻指導を受け

一旦家に帰るとバイト先へ向かう



やっとの思いで着いたと思ったら、

急に腹痛に襲われ、吐き気も後からくる


その原因が、

お昼に母が愛情込めて作ってくれたおにぎりとも知らずに



散々な目にあいながらも

なんとか、新学期初日をやり過ごした私


(明日こそは絶対に遅刻しない…)


そう心に決めたのだった











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