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推理or恋愛

第2章 事件の始まり

『おい。紫乃。
ここであってるのか?』
『あああああってるとおおお思います。』
インターホンを押すのは設立以来秘書の仕事。
紫乃は目を閉じ恐る恐るインターホンを押す。
ピンポーン、ピンポーン。
『ひゃあ!』
紫乃は僕の後ろに隠れてしまった。
『はい。どちら様ですか?』
『justiceのものですが、こちらは松北柚葉さんのお宅ですか?』
『そうです。
探偵さん?
良かった。
開いておりますのでお入りください。』
『はい。』
『ちょちょちょちょちょ。』
『なんだよ。』
『ここにいたら駄目?』
『駄目に決まってるだろ。
だいたい秘書が一緒に来なくてどうする!』
ほぼ無理矢理だが紫乃と一緒に中に入る。
すると、
『お待ちしておりました。』
『あなたが松北柚葉さんですか?』
『いえ、私はこの家のお手伝いをさせていただいております、篠塚明美と申します。』
『柚葉様は2階に。
ご案内します。』

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