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ガサガサガサッ


道がない道を進んで行くと小さい花畑が広がっていた


カルゼア「スゥ・・・・・・・・ハァ・・・・・・・・甘い香りはこの鮮やかな黄色い花から漂っていたんだな？」



カルゼアは間近で香りを嗅ぐ為に黄色い花に近寄ると目が霞んできた



カルゼア「あれ？目がおかしいなぁ」


ゴシゴシ


だんだんと先程まで綺麗だった鮮やかな花の色は汚い茶色や紫へ変色していたが黄色い花だけそのままの色になっていた




カルゼア「あれ？体まで痺れてきたぞ？・・・・はっ！まさかこれは！」



カルゼアの体が完全に動けなくなった所で黄色い花が突然赤色に変色し、生き物に変化した、現れたのは肉食系の人喰い花であった




カルゼアは完全に相手のエサに誘われてしまったのであった、体が痺れて動けない為、何も出来ない非常に危険な状態であった



カルゼア(くっ食われたくねぇ、ううっ・・・・誰か助けてくれ)



人喰い花はカルゼアに近付いて鋭い無数の牙で食べようとした時である



カルゼアの後ろから誰かが歩いてきた、すると人喰い花は悔しそうな態度をとってその場から立ち去ったのであった。



カルゼアは目が霞んでいた為、相手の顔が分からなかった、しかしこれだけは分かった、声が女性の声だと



？？？「お休みなさい」



相手は手でカルゼアの瞼を閉じて、自然に寝てしまうカルゼア、女性はその後、ある場所に置いて立ち去るのであった