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第2章 2.再会


実家へ向かう道中には小さな公園がある。




ブランコと滑り台だけが寂しそうに立っている。




あぁ…久しぶりだな…




なんて思ってブランコを見た。





…え?







一瞬時が止まった。




懐かしい背中が見えた。




細身だけどがっちりしていて



髪の毛がさらさらと風に吹かれていた。

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