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第4章 初めての経験 *
「良かった。じゃあ先に入ってるから入ってきてね」
そう言ってバスルームへ行った。
それにしても雅紀は何なのか…
服装やこなれた感じからこのホテルで働いていると考えられる。
それはいいとして、
彼にとって"今"は仕事なのか、プライベートなのか。
まだ世間では昼間だから仕事と捉えるのが普通だとしたら…
彼はなんの仕事なのか。
何も知らない俺に雅紀は何を教えると言うのか。
そうやって考えを巡らしていると
「翔ちゃん?来ないの?」
悩みの種の張本人から呼ばれる。
「今いくから」
それに返事をしてとりあえず一緒に風呂に入ることにした。