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大学に入って、たくさんの仲間と色んなことが経験できた。




けど…脳裏に浮かぶのは雅紀だった。





何してる時でも、


雅紀だったらこれで爆笑するんだろうな、とか


雅紀はこれ絶対好きだろうな…とか。





何でこんなに思うのかよく分からない。




でも、雅紀を塗り替えるような人がいたわけでも、いるわけでもない。


確かに彼女はできた。

けど、楽しいとか幸せとか…そんな感情になんてなれなかった。


疲れるだけだった。



"男としての欲望を吐く"ことができただけで


俺の中の雅紀という存在は本当に大きかったんだと思う。