ドラクエ短編集(クリアリ)
第3章 大切な人※エロ注意!
クリフトが呪文の詠唱を始めた。
(これって…!)
部屋の空気が冷たくまとわりつくような感じに変わったかと思うと…
「……ザキ」
禍々しい気配が膨れ上がる。
「うッ!!」
ドサリ。
男の一人が突然床に倒れた。
「な…何だ?!!」
「おい!!大丈夫か!」
「…し、死んでる?!」
「こ、こいつ、ディオルを殺しやがった…!!」
仲間の死を目の当たりにしてうろたえる男たちとは裏腹に、冷ややかな表情で男たちを見下ろすクリフト。
「次はどなたにしましょうか?それとも仲良くまとめて息の根止めて差し上げましょうか?」
神官にあるまじき発言をさらりとしてのけるクリフト。
「く、くそッ…!」
「オレは死にたくねぇ…あばよ!」
入り口近くにいた男が真っ先に部屋を飛び出していく。
「…やれやれ…仲間を見捨てていくわけですか」
クリフトが一歩進み出ると、部屋に残った男たちが一斉に後ずさりする。
「…ザオリク」
短い詠唱の後、クリフトの手から床に倒れるディオルと呼ばれた男に暖かい光が放たれると、ディオルが息を吹き返した。
「…っ!オ、オレは…どうしちまったんだ…?」
「ディオル!!」
信じられない、というように目を見開く男たち。
「さて…次はどなたがあちらの世界へ旅立ちたいですか?」
唇の端を少しだけ上げた冷たい微笑みでクリフトが男たちを見回すと、男たちは大急ぎで部屋を飛び出して行った。
(これって…!)
部屋の空気が冷たくまとわりつくような感じに変わったかと思うと…
「……ザキ」
禍々しい気配が膨れ上がる。
「うッ!!」
ドサリ。
男の一人が突然床に倒れた。
「な…何だ?!!」
「おい!!大丈夫か!」
「…し、死んでる?!」
「こ、こいつ、ディオルを殺しやがった…!!」
仲間の死を目の当たりにしてうろたえる男たちとは裏腹に、冷ややかな表情で男たちを見下ろすクリフト。
「次はどなたにしましょうか?それとも仲良くまとめて息の根止めて差し上げましょうか?」
神官にあるまじき発言をさらりとしてのけるクリフト。
「く、くそッ…!」
「オレは死にたくねぇ…あばよ!」
入り口近くにいた男が真っ先に部屋を飛び出していく。
「…やれやれ…仲間を見捨てていくわけですか」
クリフトが一歩進み出ると、部屋に残った男たちが一斉に後ずさりする。
「…ザオリク」
短い詠唱の後、クリフトの手から床に倒れるディオルと呼ばれた男に暖かい光が放たれると、ディオルが息を吹き返した。
「…っ!オ、オレは…どうしちまったんだ…?」
「ディオル!!」
信じられない、というように目を見開く男たち。
「さて…次はどなたがあちらの世界へ旅立ちたいですか?」
唇の端を少しだけ上げた冷たい微笑みでクリフトが男たちを見回すと、男たちは大急ぎで部屋を飛び出して行った。