テキストサイズ

雪の日の空に

第4章 表と裏

「実は今、少し気になってる人がいるんだ。ずっと気になってて、この前初めて話したんだけど。」

美咲は驚いた様に私を見た。

「ゆきからそんな話聞くなんて、なんか感動だよ!ねえ、どんな人?」

どんな人だろう。

まだよくわかない。

「塩沢さんと双子の兄弟で、美容師なんだって、それしか分からない。」

「佑月さんって双子なの!?あんなイケメンがこの世に2人もいるの?それに美容師…。」

何やら考え込んでしまった美咲は、ハッと思いついた様に顔をあげた。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ