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「ちゃんと説明してよね。」

近くにあるカフェで優雅にお茶をしてた美咲に詰め寄る。

あんないきなり連れて行かれた美容室で、佐月さんに会うなんて、偶然でも何でもなく美咲の仕業だと言うことは分かっている。

「ゆき！凄く素敵！やっぱり元がいい人は見た目に気を使うと華やかになるよね。」

自分だけ納得した様に腕を組んで頷いた。

「それで、気になる人には会えた？」

説明する気のない美咲にため息をついてイスに座ると、先程佐月さんにもらった名刺をテーブルに置いた。

「美咲…、どうしよう。」

まさか、こんな事になるなんて思っていなかった。

見れば見るほど胸がドキドキとなっている。

「今晩、必ず連絡する事！月曜日報告してね。」

「え！？今日？無理だから！」

いきなり過ぎる。

心の準備も出来ていない

「向こうから電話してって言ってるんだから、問題無いよ。」

それに、気になるって言っても好きとかそうゆう類の気になるじゃ無いと思う。

私が気になるのは、あの笑顔の奥だ。