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雪の日の空に

第2章 変化

あれから同じ時間、同じ場所で何度か彼を見かけるようになった。

話しかけられる事はないものの、私が橋に差掛かると、必ず一度こちらを見て、また空を眺める。

考えたって分かるわけ無いのに、私と同じ名前の誰かと待ち合わせでもしているのか。

なぜいつも切なそうに空を見上げているのか。
色々想像してしまう自分がいる。

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