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雪の日の空に

第6章 恋心

でも、気に入ってるって…。

塩沢さんが私を?

からかっているだけなんだと思っていた。

反応を面白がっているだけなのかと

好きとか言われてないし

勘違いしちゃいけないってそう思っていた

「それが原因で、ゆづは彼女に振られてばっかり。モテるのに損だよね。だから、ゆきはゆづと上手く行って欲しくてさ。」

照れたように頭を掻き、私をチラリと見た

兄弟思いの佐月さん

でもその言葉に私の胸にチクリと針が刺さった様な痛みが走った。

「佐月さん私、塩沢さんとそういう関係じゃないんです。」

私の言っている事が分かっていないのか、首を傾げている

「でも、ゆづがゆきのこと好きならゆきだってそうでしょ?」

今度は私の方が訳が分からず首を傾げた。


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