《番犬女》は俺のもの
第1章 生徒会の番犬
女生徒たちは当然、この新しい会長に期待した
乱れた学園の風紀を正し
やりたい放題の男子たちを制御することを…。
しかーし
ここで問題発生
優しさの塊である梗子では、嫌がる者を無理に従わせることなど絶対にできなかったのだ。
梗子に憧れる男は言うことを聞くようになったが、チャラい不良たちには結局為すすべがなく……
やっぱり無理なのね…
ブラックなオーラの漂う生徒会
会長である梗子も困り果てていた。
──そこに颯爽と現れたのが
久藤 茜 ( クドウ アカネ ) だった。
『……私に任せなよ』
『茜ちゃん…?』
彼女は生徒会役員ではなかったが、その日から梗子のために動き始めたのだ──。