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《番犬女》は俺のもの

第7章 誘拐


彼女たちは少し緊張した様子で零に話しかける。

「…お願いがあって、その…。1組の友達に聞いたんだけど、篠田くんってむちゃくちゃ強いって聞いたから…」

「──…」

強いというのは、喧嘩のことだ。



「・・・・・」


" なんだか面倒くさそう " オーラが零からだだ漏れなのは触れないでおこう…。




「…、で?」

「…それが…実は」



───ガララッ



「──!」


「なんだ?何か問題が起こったのか?」



窓が突然に開き


そこから顔をつき出した茜が真剣な表情で彼女たちに問いかけていた。



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