《番犬女》は俺のもの
第8章 手段は選ばない
服を脱いだことで際立つ
小さな頭を支える細く長い首──
無駄な肉を感じさせない引き締まった上半身
それはまるでバレリーナのような体つき。
しかしただのバレリーナと異なるのはその腕だ。
「ほら、好きにすればいいだろ 」
「……え…いや…ッ」
肩甲骨の上から、肩
肩から二の腕を覆う筋肉美。
「私に…手段を選んでいる時間はないんだ…!!」
手首から甲にかけて…屈辱の血管が浮かんでいた。
────
「いやーー…、勘弁してよね茜さん」
「……!!」
「細マッチョは反則だよ、
まだ女の子にモテたいの…?」
「篠田──!?」