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《番犬女》は俺のもの

第16章 新婚生活 開始!?





───



屋上での昼食も終わり
午後の授業も終わり……

あっという間に放課後になった。


部活動をしていない茜は学校に残ることもないし、クラスメイトと遊ぶこともない。


帰宅してから時間が過ぎ
いまの時刻は午後の8時だった。



──彼女はいま、汗を流している。



「…っ…よっと」


息こそはほとんど乱れていないが、肌寒い夜にしては血色の良い頬が汗でじっとりと濡れている。


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