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《番犬女》は俺のもの

第24章 クリスマスを君と…


「なら、何故その忠告を守らなかったの」

「……」

ハルクの手が梗子の肩に──

そして彼は、彼女をソファーに押し倒そうとした。

けれど彼女が足を後ろに踏み直して抵抗するので、両者ともに動かない。




「たとえ茜ちゃんがそう言っていたとしても」


「…」


「あなたは女性に手をあげることなんてできない筈よ。それくらい知っています…!!」


「──!」



驚いたハルクは彼女から両手を離した。


急に解放された彼女は、ぽふんとソファーに尻餅をつく。



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