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すべてはあの日から

第5章 無性に…


両親を亡くして、

私が泣きながら桜餅を頬張っていた頃、


私は独りぼっちだった。



まだ専門学校に入学したてだったから、

友達らしい友達もいなくて…



夜になっても、夜目が効くからと 部屋の灯りは点けなかった。


だから 両親の写真やら衣服やらを目に映さなくて済んだし、


憔悴と共に、あまり泣かなくなった。


光なんて、



私には


必要ないとまで思えた


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