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すべてはあの日から

第5章 無性に…


…たとえ私に愛情なんて無かったとしても、

私には やっぱり光が無ければダメなんだと…


脆くて 弱い人間なんだと悟った。


独りじゃない、


それだけで もう他は何もいらなかった。



だけど…


『真央…』


斎藤さんに名前を呼ばれると、

体の中からぽかぽかして、

とっても心地良い…



斎藤さんに 美味しい、って褒めてもらったら

嬉しくて 涙が出そうになる…



………なんでかな…



さっき会ったばかりなのに、もう斎藤さんに会いたい―――


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