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スーパーボール

第20章 ペンシック*山*トーン

「んれ?大野さん」
「……おかえり」
「ただいま、どうしたの?」

目が真っ赤に腫れてる。

「泣いてた?」

大野さんはコクッと頷く。
そのまま俺に抱き付いてきた。

「翔ちゃん、好き」
「ん、俺は大好き」

そのまま抱き上げると、寝室に向かう。

「はい、座って」
「やだ」

抱きついたまま離れない。

「翔ちゃんは俺のなの。」
「当たり前でしょ?」
「だから、嫌なの……」

「え?」

大野さんが泣き始めた。

「もっと一緒にいたいよぉ…」

嗚咽が聞こえ始めた。

「僕から離れないでえー、うぅ」

大野さんは、たまに僕って言う。
そうゆう時って、寂しかったり、甘えたかったりする時なんだよな。

「離れないって、ずっと一緒だって」
「うぅ、本当?」
「本当だよ?一生一緒」
「僕が漫画家やめても?」
「当たり前でしょ。」

大野さんの不安を少しでも、
取り除けたみたいでよかった。

─────

「あっ、しょおっ、んんっ」
「ん?もっと奥?」

グイッと腰を送る。

「あっ!ちがっ、んあ」
「ん?気持ちい?」
「うんっ、ああっ、ダメ、イッ」

「智、一緒にイこうか」
「あ、ズルッ、ああっ、あっあっ」

大野さんが吐き出したのを確認して、
俺は熱を中に流し込んだ。

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