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スーパーボール

第2章 フーセンガム*櫻宮*初エッチ

「あ…ごめん……」
櫻「ううん、痛かったよね」

少し悲しそうに笑う翔さんを見て、
胸がギューと締め付けられた。

こんなんじゃ、翔さんとする日なんてずっとやってこない気がして……

「翔さん…」
櫻「ん?」
「続き、していいよ」

そう伝えると、翔さんは驚いた顔をして俺に優しく触れた。

櫻「どんな心変わり?」

ははって笑って、俺の頭を撫でた。

「翔さん」
櫻「ん?」
「俺、暴れたり、嫌って言うかもしれないけど…」

しっかりと、俺の目を見て聞いてくれている。
それが、少し嬉しかった。

少しだけ、だからね。

「どんなことあっても続けて」

翔さんと繋がりたい。
これが、第一の希望だから。

櫻「……やめちゃうかも」
「え?」
櫻「かずが痛がるのは、したくなんだよな…」

頭を掻いて、再び口を開いた。

櫻「でも、かずがそう言うなら…俺は止めないからね?」

その言葉に、頷いた。

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