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スーパーボール

第3章 フーセンガム*櫻宮*新婚生活

ニ「俺にも、あーんして?」

お得意の上目遣い。
俺が弱いの、知ってるからな。

「いいよ。はい、あーん」
ニ「ダメ!」
「え?」

ニ「ちゃんと『あーん♡』ってして!」

えー、違いがわかんないよ。

「あーん♪」
ニ「違う!」

「あーん☆」
ニ「違う!『あーん♡』でしょ!」

なんで、そこまでこだわるの。
まあ、可愛いからいいか。

「あーん♡」
ニ「んふふ、あーん♡」

パクっと餃子を食べた。

ニ「おいしい♡」

「よかった♡あ、そうだお菓子貰ってきたんだよ」

ニ「お菓子?」

「うん。あ、ガムじゃないよ」

ニ「わかってるよ。」

なんで、ちょっと冷たいんだよ。
まあ、可愛いか(略)。

「はい、マカロン」
ニ「キャー、マカロン♡」

女子かっ!
ってくらい最近はマカロンに、ハマってる。

「寝る前に食べようか」

ニ「はい♡」

たまにでる敬語ほど可愛いものはない。

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