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スーパーボール

第7章 カレンダー*櫻宮*海風

櫻「二宮くん」

「はい…」

家に入れた翔くんに後ろからずっと抱き締められてる。

櫻「好き」

首筋に顔を埋める。
翔くんの唇が何度も、音をたてて俺にキスを落としていった。

「…しょ…」

櫻「シよ」

「え?」

櫻「俺、ずっと捜してたんだよ」

「……ごめんなさ」

櫻「だから、シよ」

……話についていけない。

「でも、俺、仕事から帰ってきたばっかりだし…」

櫻「いいよ。シよ」

「……するの?」

櫻「シよ」

「でも……」

櫻「乱れた二宮くんが見たいな♡」

また耳元で囁かれる。
本当、耳元弱いんだって。

櫻「いっぱい、シよ」

俺の腰にゆっくり手を回される。

櫻「今まで、会えなかった分……」

シャツの中に、手が滑り込んだ。

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