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スーパーボール

第7章 カレンダー*櫻宮*海風

「あっ……」

その手は、あっという間に突起に到達していた。

櫻「二宮くん…」

「しょ…んぅっ」

名前を言い切る前に、唇を塞がれた。
口内に、ニュルっと翔くんの舌が入ってきた。

櫻「っ…和也」

「…へ?」

櫻「そう、呼んでもいい?」

翔くんの手は、相変わらず突起を摘まんだり捏ねたり……手は止まらない。

「へ…?きゅ、急に…あっ…」

櫻「ダメかな?」

首筋をパクッと咥えられる。

「やぁっ…」

櫻「嫌?」

首を横にブンブン振った。
久しぶりに人に触れたから、ちょっと敏感になってる。

「嫌じゃない……ケド…」

語尾が、片言になってしまった。
翔くん、笑ってないかな…。

櫻「ふふ」

……笑ってるし。

櫻「和也。ずっと一緒にいような」

「え?あっ…」

何でそんなことを恥ずかしげもなく言えるんだよ。

でも…そんなストレートな言葉が、俺は好きなんだ。

櫻「和也余計なこと考えなくていいぞ。俺のことだけ、考えろ…」

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