テキストサイズ

スーパーボール

第10章 カメライト*にのあい*レンズ

(二宮side)

パシャ!
パシャッ、パシャッ!

何回、シャッター切ったかな?

フォルダに入った写真を流しで見る。

いい写真が、一枚も無い。

「…綺麗じゃない」

俺が撮った写真に、輝きが見えない。

「はぁ…」

俺の写真ってこんなに色褪せてたっけ?

でも、撮らないと…。

仕方なく、カメラを構える。

「…え?」

カメラの先には、俺がずっと撮り続けてた…

相「なにしてるの?」

「あ、相葉くん…」

構えていたカメラを、下ろす。
相葉くんを見下ろしていたため、
梯子を使って降りようとする。

相「あ、いいよ。俺が行く」

「あ、ごめん」

相「ニノ、これ持ってて」

「あ、俺の…」

相葉くんが俺のカメラを持ってた。

国分先輩が、預かってるんじゃなっかたの?

そんなことを考えてる間に、
相葉くんが隣に座っていた。

相「写真は、気が向いたらでいいって言ってたよ」

俺の手から、国分先輩から渡されたカメラを取った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ