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スーパーボール

第11章 フーセンガム*天然*

なんの日?
そんなの、わかんないよ。

「ううん、わかんないよ」

まーくんを見上げる。


相「今日は、智の誕生日だよ」


「へ?」

間抜けな声が出た。

相「だから、たまには俺がやろっかなって思ってたんだけど……」

チラッと、俺を見て



相「バレちゃった」



その笑顔にキューンッとした。

「まーくん!」

堪らなくなって、抱きついた。


相「もお、大ちゃんは甘えん坊さんだなあ♡」


俺の腰に手を回して、
ギューっと俺を抱き締めてくれた。

「ねえ、ねえまーくん」

誕生日なんだから、
ワガママぐらい聞いてくれる?

「あのね、ワガママ言ってもいいかな」

相「うん。いいよ。大ちゃんの誕生日なんだから」

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