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小百合

第13章 【二つの螺旋】儀式

「貴女が羨ましい。」

彼女が、小百合に言ったのは、その一言だけ。
あとは、何を聞いても答えてくれませんでした。

ヒリヒリする背中には、何本も赤いスジが浮かんでました。

彼女が、お薬を塗ってくれました。

彼女が用意した簡単な食事を、みんな別々に取りました。
みんな別々の部屋で休みました。

朝、初めて、真っ白なドレスを見ました。
ウェディングドレス・・・

奥の部屋に旦那様のタキシードと並んでました。

「ミズキ、私はいい。
小百合の着付けをしてやりなさい。」

シャワーを浴びて来ました。

「失礼します。」
彼女にガウンを脱がされて・・・

着たよ。
小百合のウェディングドレスはね・・・

ウェストがコルセットになってて、背中のヒモでギュウギュウに締められました。

腰のコルセットの生地から、白いレースがネックに繋がってるの。
だから・・・
乳房と乳首が、透けて見える・・・.

タイトなミニスカートもレース生地。
ドレスの長いスソは、腰コルセットの左右からだから、正面からは、白いガーターと白い網ストッキング、白いピンヒール、それに・・・
ミニスカートから黒い影とワレメが、透けて・・・

ヒジまでの白い手袋。
長いショール。

それに・・・
白い手枷
白い足枷
白い首輪




白い仮面・・・

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