小百合
第4章 【黄色い光と水の冷たさ】青い記憶
合コン。
どうやら、お互い、人数合わせで来たみたいだね。
小百合の隣の彼、ひたすら食べてる。
「なんにも喋らないんだね。」
シカトかい!
人数合わせした割には、結局、こんなに集まっちゃった合コンで、彼と逢いました。
梅雨時のシトシトとした雨の日の夜。
短大の友達に誘われた居酒屋のオープンスペース。
悪いけど、レベル低かったけど、空気の違う彼は、お酒を飲まないで、ひたすら食べてたの。
「そいつは、ほっといていいよ。すぐ、帰っちゃうし。」
そんな声に、彼の声を初めて聞きました。
「あぁ、食ったら行くよ。わりぃな、山本。」
「いいって。お前の恋人によろしくな。今夜も一緒なんだろ?」
「あぁ、今日はバイトねぇから、ゆっくりだよ。ってか、その話のツカミはやめてくれねぇかな。」
小百合の友達が食いつきました。
「えぇ?これから、彼女と会うのに、合コン、来ちゃってるワケぇ?」
誰かが答えました。
「俺たち、全員、そぉゆぅ趣味だよ。ちなみに、そいつの彼女は、FD3Sってゆぅんだ。」
???FD3S
「彼女じゃねぇよ。」
「だから、誘ったんじゃねぇか。
今夜くらい、最後まで付き合え。な、ヒデ。」
へ~、この人、ヒデってゆぅんだ。
どうやら、お互い、人数合わせで来たみたいだね。
小百合の隣の彼、ひたすら食べてる。
「なんにも喋らないんだね。」
シカトかい!
人数合わせした割には、結局、こんなに集まっちゃった合コンで、彼と逢いました。
梅雨時のシトシトとした雨の日の夜。
短大の友達に誘われた居酒屋のオープンスペース。
悪いけど、レベル低かったけど、空気の違う彼は、お酒を飲まないで、ひたすら食べてたの。
「そいつは、ほっといていいよ。すぐ、帰っちゃうし。」
そんな声に、彼の声を初めて聞きました。
「あぁ、食ったら行くよ。わりぃな、山本。」
「いいって。お前の恋人によろしくな。今夜も一緒なんだろ?」
「あぁ、今日はバイトねぇから、ゆっくりだよ。ってか、その話のツカミはやめてくれねぇかな。」
小百合の友達が食いつきました。
「えぇ?これから、彼女と会うのに、合コン、来ちゃってるワケぇ?」
誰かが答えました。
「俺たち、全員、そぉゆぅ趣味だよ。ちなみに、そいつの彼女は、FD3Sってゆぅんだ。」
???FD3S
「彼女じゃねぇよ。」
「だから、誘ったんじゃねぇか。
今夜くらい、最後まで付き合え。な、ヒデ。」
へ~、この人、ヒデってゆぅんだ。