テキストサイズ

小百合

第4章 【黄色い光と水の冷たさ】青い記憶

やっと、サブに乗せてくれたのは、3ヶ月くらい経ってから。

あの日、ワガママ言って彼のガレージ兼住処に着いて行ってから、時々、差し入れと自分の勉強道具を持って行くようになりました。

ねぇ、小百合ね、人気あるんだよ。
よく、ナンパやスカウトの人から、声、掛けられるんだよ?

朝方まで、差し入れにしか手を出さないんだね、キミ。
ってゆう毎日が、楽しかったなぁ。

たまに、彼の友達も立ち寄ったりして、彼の仲間内で、
《アイツに人間の彼女が出来た》
って。

ライバルは、いつもピカピカの黄色いFD3S・・・

敵に不足、無しです。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ