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小百合

第4章 【黄色い光と水の冷たさ】青い記憶

なんでだろ。
この人が好き。

この人と一緒にいたい。
この人の笑顔をずっと見ていたい。

ほったらかされても構わない。

毎晩のように走りに行って、お金無いからバイトして、小百合をほったらかして、ライバルをイジってる。
そんな彼といるのが、すごく楽しかったです。

ある日、サブライズ。
「明日の夜、一緒に行こう。」
って。

そりゃもう、オメカシパニック。

決まってるじゃん。

ガレージにあった、あの漫画のヒロインになるじゃん。

黒いノンスリのハイネック。
タイトなスカート。
一張羅のお化粧とアクセサリー。

初めての、ライバルのサブシート。

乗り心地、悪っ!!

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