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小百合

第4章 【黄色い光と水の冷たさ】青い記憶

まるで、周りの車が停まってるみたい。
広くて長いはずの高速道路が、一般道みたいに曲がりクネってる。

身体を押し付けられて、首さえ動かすのがやっと。

近い光がまとまって流れていく景色を初めて見ました。

彼の眼
彼の表情が、

カッッッッッコイイイィィィ!

惚れ直していたら、車は、パーキングに入りました。

その日は、そぉゆぅ仲間の集まりがあったみたい。

彼、言わないんだもん。
オメカシしてきて、良かったぁ。

小百合がサブにいるのを見て、いつもの彼の友達が、彼を冷やかしてました。

彼、少し有名人なんだね。
みんな、手や仕草で彼に挨拶してました。

みんな、彼と小百合を見て、
「へ~、そぉなんだぁ~。」
って、ことを言ってました。

彼のバツの悪そうな表情が、可愛いかったナ。

笑顔と、歓迎ムードのパーキングで、スッゴく幸せな気持ちでした。


ただ・・・

気付くべきだった。
軽く挨拶をした、あのグループ。
今思えば、皆んなが見る目が全然違う異様な数人のグループ。
あの人達の顔。

絶対に忘れない。
忘れられない。

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