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小百合

第5章 【奴隷妻】小さくて大きな世界

あと、少しなのに。
彼、動きを止めちゃうんです。

切なくて、身体がビクビクしてる。

彼を見つめて、イヤイヤしました。

サルグツワを外してくれました。

「なんだ?
言ってみなさい。」

「・・・イヤ・・・」
身体がビクビクしてて、やっと答えたの。

「何がイヤなんだ?」

小百合ね、言っちゃった。
「いま、やめないで・・・」

彼、キスしながら、抜いちゃうんです。

今までとは、違う意味で、イヤイヤしました。

手脚が自由になっても、力が入らなくて、横たわってました。

小百合から離れた彼が、部屋に来た時に持ってた銀のトレイを持って立ってます。

「四つん這いになるんだ。」

ノロノロと、言われる通りにしました。

彼、トレイを小百合の背中に置いて、
「落とすなよ。」
後ろから、入ってきました。

たぶん、スッゴく恥ずかしい声を出しました。

私の目の前に、トレイが置かれたの。

入ってたのは、シチューに、細切れのパン。

最初、意味がわからなかった。

まさか・・・
イヤッ!

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