テキストサイズ

小百合

第6章 【闇と光と】春と冬の記憶

事件は小百合から、光を取り去ってしまいました。

気まずい短大生活は、癒されることなく卒業しました。

人は変わります。
変わらなければ生きていけなかったよ。

人が怖い。
特に、男の人が怖い。

街でさえ、信号待ちの時でさえ、男の人の隣に立てない。

でも、短大の成績は良かったんだよ。

女性の多い、ちょっと有名な会社に就職出来ました。

制服も素敵。

小百合、OLになりました。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ