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小百合

第6章 【闇と光と】春と冬の記憶

課長でした。

「お、やってるやってる。ご苦労様。」

「課長?どうされたの?
今日は、来ないって言ってましたよね。」

課長は、ビニール袋を小百合に見せました。

「差し入れ。」

ワッフルでした。

ダンボールを机にして頂きました。
仕事の目処はたってたから、二人でマッタリ頂きました。
他愛のない会話・・・

二人で・・・

倉庫で、仕事とはいえ男の人と二人きりで、他愛のない会話を笑顔で・・・

普通に振る舞えた自分に気付いたのは、アパートに帰ってからでした。

・・・打ち明けよう。
そう思いました。

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