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小百合

第6章 【闇と光と】春と冬の記憶

課長、大きなカバンを持ってきてました。

小百合、ベッドに座ったの。
震えはこなかったです。

「小百合、これが私の性癖だよ。」

課長がカバンから取り出したのは、束ねられた縄でした。

頭の中がパニック!
逃げなきゃ?
イヤです?
課長だもん?
抱いて?

身体が動かないまま、両手を背中で縛られちゃった。
クルクルって胸周りに縄で巻かれちゃった。

身体がね、動けないんじゃないの。動かないの。
声がね、出せないの。

「小百合は、もう、私のものだ。」

寝かされて、キス。

唇は離されないまま、縄で突き出したオッパイを揉まれました。

声がね、
声が出せないの。

ブラウスのボタンが外されて、課長の手がブラを押しのけて・・・

乳首に触れたとき、初めて声が出ました。

イヤァ~!って。

唇を塞ぐ唇。
優しい乳首への愛撫。

ブラウスは開かれて、ブラは押し上げられて、唇を塞いでいた唇は、乳首に移動して。

少しだけ、あの時を思い出したけど、身体の震えはありませんでした。

動けない。
抵抗できない。

縛られてることで、諦めちゃった。

課長の手がスカートの中で太ももを撫でたときね、
小百合、短大の頃のガレージでの日々を思い出してました。

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