小百合
第6章 【闇と光と】春と冬の記憶
課長は、一週間の海外出張。
その日も慌ただしい日常。
午後イチの会議が終わって、会議室を片付けてたの。
そしたら、同じ課の山下さん会議室に戻ってきて、一緒に片付けてくれたの。
「小百合さん、ちょっといいかな。」
「はい、なんでしょう。」
「実はさ、
オル、困ってるんだ。」
「なにかあったんですか?」
「うん、まぁ、黙ってろって言われれば、黙ってればいいことなんだけど、
オレさ、見ちゃったんだよね。」
まさか・・・・・
「小百合さん、課長と遭ってるだろ。
先週の土曜日、※※のコンビニにいたよね。」
目の前が揺らぐような、今にもその場にヘタリこみそうな衝撃でした。
でも、なんとかしなきゃ。
「あ、あれは偶然、コンビニで課長と会っただけです。」
ほとんど毎週末のデート。
なるべく、遠い街、遠い所で遭ってたけど、ウカツに入った地元のコンビニ。
「それならそれで、そぉゆぅことにしておいてもいいんだけどさ。
小百合さんさぁ。
課長と一緒のところ、見たのはオレだけじゃないんだ。」
考えなきゃ。考えなきゃ。
どうする?
山下さんに、なんて言えばいい?
口を開いたのは、山下さんでした。
「課長、いないけど、ちゃんと話しをしなきゃね。
今日さ、仕事が明けたら、定時後に、会議室にきてよ。」
「そうですね。ありがとうございます。迷惑、掛けちゃったよね。
うん、わかりました。」
小百合ね、仕事、辞めようって思いました。
ちゃんと同僚に退社を伝えて、引き継ぎして・・・
山下さんには、黙っていてもらわなきゃ。
・・・課長・・・御主人様
ごめんなさい。お別れです。
たぶん、すごく迷惑かけちゃう。
いろんなことを 考えて、その日を過ごしました。
その日の仕事明け、みんな帰ったあと、会議室に行きました。
山下さん、先に来てました。
その日も慌ただしい日常。
午後イチの会議が終わって、会議室を片付けてたの。
そしたら、同じ課の山下さん会議室に戻ってきて、一緒に片付けてくれたの。
「小百合さん、ちょっといいかな。」
「はい、なんでしょう。」
「実はさ、
オル、困ってるんだ。」
「なにかあったんですか?」
「うん、まぁ、黙ってろって言われれば、黙ってればいいことなんだけど、
オレさ、見ちゃったんだよね。」
まさか・・・・・
「小百合さん、課長と遭ってるだろ。
先週の土曜日、※※のコンビニにいたよね。」
目の前が揺らぐような、今にもその場にヘタリこみそうな衝撃でした。
でも、なんとかしなきゃ。
「あ、あれは偶然、コンビニで課長と会っただけです。」
ほとんど毎週末のデート。
なるべく、遠い街、遠い所で遭ってたけど、ウカツに入った地元のコンビニ。
「それならそれで、そぉゆぅことにしておいてもいいんだけどさ。
小百合さんさぁ。
課長と一緒のところ、見たのはオレだけじゃないんだ。」
考えなきゃ。考えなきゃ。
どうする?
山下さんに、なんて言えばいい?
口を開いたのは、山下さんでした。
「課長、いないけど、ちゃんと話しをしなきゃね。
今日さ、仕事が明けたら、定時後に、会議室にきてよ。」
「そうですね。ありがとうございます。迷惑、掛けちゃったよね。
うん、わかりました。」
小百合ね、仕事、辞めようって思いました。
ちゃんと同僚に退社を伝えて、引き継ぎして・・・
山下さんには、黙っていてもらわなきゃ。
・・・課長・・・御主人様
ごめんなさい。お別れです。
たぶん、すごく迷惑かけちゃう。
いろんなことを 考えて、その日を過ごしました。
その日の仕事明け、みんな帰ったあと、会議室に行きました。
山下さん、先に来てました。