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小百合

第10章 【奥様はマゾ】奴隷妻のお仕事

しばらく静かだったけど、遠くから悲鳴が聞こえました。
ヤメテとか、ユルシテとか、イヤとか。
ん?静かになっちゃった。

物音はしてて、遠くの人の気配はしてました。

突然、ノックも無しに誰かが入ってきたの。

立たされて、手枷のツナギを外されて、ガウンを脱がされました。
明らかに、旦那様じゃないのがわかったわ。

「あんたらの出番だよ。行くぞ。」

手枷は、前で繋がれました。

目隠しをしたまま、手を引かれて部屋を出たの。

廊下をフラフラ歩いて行きました。
綾さんも、すぐ後ろから来てる。

男の人の声。
「お連れしました。失礼します。」

障子の開く音。

部屋の中?
座らされました。


女性のすすり泣きが聞こえる。

「おぉ、来たか。顔を見せなさい。」

ん?知らない声。
目隠しを外されました。

目の前に、初老の殿方。
両脇に旦那様と佐武さんが座ってました。

「なるほどなぁ。これがお前達のオモチャか。」

カチン!オモチャ?

旦那様が答えました。
「はい。如何です?いい女でしょう。本人は承知していますから、存分にお楽しみください。」

旦那様?存分に?

初老の殿方が、指を指しました。
「御前達、後ろをみてごらん。私のオモチャだ。」

振り向いたら、スゴイ光景。

和室の障子分けの一本柱にね、女性が縛り付けられてたの。

浮いてるの。

後ろ手にされて、脚は柱の後ろになってて浮いてるの。

身体中を、麻縄で縛られて、体重でオッパイが歪んで縄が食い込んでるの。

白いワンピースを着てたんだろうけど、ビリビリに破かれてて、食い込んだ麻縄に、ダランって引っかかってるだけなの。

豆絞りの手拭いで目隠しとサルグツワをされてて。

泣いてるような呻いてるような。

脇に、旦那様と同い歳位の男性が正座してました。

初老の殿方が言ったの。
「さあ、宴を始めようか。」

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