2次元クエスト~ドラゴンの騎士~
第2章 テランからベンガーナへ
ヒュンケル「『ラーハルト』、手出しは無用と言ったハズだ」
盗賊頭「ラーハルトだと?ど、何処にいる!?」
ラーハルト「愚か者め、貴様の後ろだ」
盗賊頭「がへっ…」
ドサッ……
ラーハルト「ヒュンケル、茶番はもう十分だ」
ヒュンケル「そう言うな……俺とて新たな戦いの為、足手まといにはなりたくない」
ヒュンケル「ふん、幾ら動ける様になったとは言え……以前の貴様には程遠い。そこの女と隠居でもしているんだな」
ヒュンケル「エイミ……!」
エイミ「ヒュンケル、私がラーハルトに頼んで来てもらったの……無茶よ、まだ身体が治って無いのにあんな大人数」
ヒュンケル「無茶でもやらねばならんのだ。ヴェルザーの兵は個々の力ではバーンの軍勢を上回る……一人でも強い戦士が必要なのだ」
ラーハルト「ヴェルザーか……奴の配下にはドラゴンの力を宿す魔族が多数いると聞く。バラン様に破れた後はキルバーンの様な強者を集めていたと言う……」
ヒュンケル「バーンとの戦いで疲弊した俺たちを叩くのが狙いか……それとも、精霊たちの封印を解くために天界に攻めいる気か?」
……!
ヒュンケル・ラーハルト「誰だ!?」
二人は微かな気配を感じ、気配の先を見た。
エイミ「え?何もいないじゃないの……」
パチパチパチ……
二人の視線の先から拍手が聴こえてくる。
?「流石、元魔王軍不死騎団長ヒュンケルと竜騎衆・陸戦騎ラーハルトですね」
そこに、黒いマントで身を覆った怪しげな男が現れた。
ラーハルト「貴様、魔族だな……何者だ?」
?「これはこれは、紹介が遅れて申し訳ありません。私は冥竜王ヴェルザー様の配下……『竜魔導ザンザ』。以後お見知りおきを」
ヒュンケル「この数日俺たちを監視していた視線……お前のモノだな?」
ザンザ「ふふ、そう警戒しないで下さい。私はスカウトに来たのですよ」
ラーハルト「スカウトだと?」
ザンザ「えぇ、ヴェルザー様は屈強な戦士を捜しておいでです。お二方はお眼鏡に叶ったと言う訳です」
盗賊頭「ラーハルトだと?ど、何処にいる!?」
ラーハルト「愚か者め、貴様の後ろだ」
盗賊頭「がへっ…」
ドサッ……
ラーハルト「ヒュンケル、茶番はもう十分だ」
ヒュンケル「そう言うな……俺とて新たな戦いの為、足手まといにはなりたくない」
ヒュンケル「ふん、幾ら動ける様になったとは言え……以前の貴様には程遠い。そこの女と隠居でもしているんだな」
ヒュンケル「エイミ……!」
エイミ「ヒュンケル、私がラーハルトに頼んで来てもらったの……無茶よ、まだ身体が治って無いのにあんな大人数」
ヒュンケル「無茶でもやらねばならんのだ。ヴェルザーの兵は個々の力ではバーンの軍勢を上回る……一人でも強い戦士が必要なのだ」
ラーハルト「ヴェルザーか……奴の配下にはドラゴンの力を宿す魔族が多数いると聞く。バラン様に破れた後はキルバーンの様な強者を集めていたと言う……」
ヒュンケル「バーンとの戦いで疲弊した俺たちを叩くのが狙いか……それとも、精霊たちの封印を解くために天界に攻めいる気か?」
……!
ヒュンケル・ラーハルト「誰だ!?」
二人は微かな気配を感じ、気配の先を見た。
エイミ「え?何もいないじゃないの……」
パチパチパチ……
二人の視線の先から拍手が聴こえてくる。
?「流石、元魔王軍不死騎団長ヒュンケルと竜騎衆・陸戦騎ラーハルトですね」
そこに、黒いマントで身を覆った怪しげな男が現れた。
ラーハルト「貴様、魔族だな……何者だ?」
?「これはこれは、紹介が遅れて申し訳ありません。私は冥竜王ヴェルザー様の配下……『竜魔導ザンザ』。以後お見知りおきを」
ヒュンケル「この数日俺たちを監視していた視線……お前のモノだな?」
ザンザ「ふふ、そう警戒しないで下さい。私はスカウトに来たのですよ」
ラーハルト「スカウトだと?」
ザンザ「えぇ、ヴェルザー様は屈強な戦士を捜しておいでです。お二方はお眼鏡に叶ったと言う訳です」