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2次元クエスト~ドラゴンの騎士~

第2章 テランからベンガーナへ

ゴメ「ドラゴンが10匹以上だなんて……」

リュウ「やるしか無い」

城の外に出ると、既に人々が集まり始めていた。

ドーン!

大砲の音が響き渡る。

ベンガーナデパートの辺りだ。

もう戦いは始まっている……

ドラゴン相手に、僕の剣は通用するのだろうか?

いや、どう考えても無理だ。

ベンガーナ王の言う通り、城の守りに専念しよう。



アキーム「怯むな!撃て、撃つんだ!」

ドーン!

アキーム「我等がベンガーナ戦車隊の力を世に示せ!」

シウバ「アキーム殿、右翼は任せたぞ」

アキーム「了解しました!シウバ殿、御武運を」

シウバは道具袋に手を入れると、ドラゴンを象った柄の巨大な剣を取り出した。

シウバ「ドラゴンソード……てやぁ!」

ドラゴン「グォォォォ!」

シウバの持つドラゴンソードは、ドラゴン系モンスターに大きなダメージを与える伝説の武器の1つだ。

シウバ「まず1匹……次!」

シウバは力を溜め、剣を大きく振るう。

すると、巨大な真空刃が現れドラゴンを襲った。

シウバ「真空滅竜刃!」

スパッ……スパッ!

ドラゴン「……」

二匹のドラゴンの首が胴体から切断される。

?「ほーう、人の割には出来る様だな……」

シウバ「貴様が大将か?」

?「私は冥竜王ヴェルザー様の親愛なる配下……魔界騎士ボルナーク。尋常に勝負せよ!」

シウバ「面白い。俺の名はシウバ……魔を滅ぼす破邪の騎士だ!」

互いの初撃は、ぶつかり合いつばぜり合いとなる。

ボルナーク「破邪の騎士……?そうか、貴方があの『負け犬』ですね」

シウバ「俺はもう、誰にも負けん。真空滅竜刃!」

巨大な真空の刃がボルナークを襲う。

ボルナーク「舐められたモノです。その技は先程拝見しました……魔技・暗黒波!」

ボルナークの暗黒闘気の渦が、滅竜刃を飲み込んでいく。

シウバ「ぐっ……」

ボルナーク「所詮は人間よ……暗黒波に飲み込まれてしまえ!」

暗黒波がシウバを飲み込んだ瞬間、暗黒の中から眩い光が差した。

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